坂戸市立住吉中学校

実施日

平成18年9月21日(木)13:40~15:30

対象

3年生 153名

派遣講師

3名:ペルー、マレーシア、日本人講師

世界地図

授業の特徴

総合的な学習の時間に、自分の将来を見据えて、環境、福祉、健康、スポーツ、文化、国際理解など、各自の興味関心にあったテーマを見つけ研究しています。

今回は「未来に向けて ~私たちにできること~」というテーマでパネル・ディスカッションを実施しました。

パネリストを講師3名と各クラスの生徒代表が勤めました。NGO活動経験者である日本人講師の進行で、各講師の出身国などの紹介だけでなく、日本の若者に望むこと、国際理解・国際協力の大切さまで深く話し合いました。

パネル・ディスカッションの様子

パネル・ディスカッションの様子

 

テーマ・ねらい

未来に向けて ~私達にできること~

  • 国際社会に対する理解を深め、将来の生き方を考える。
  • 国際社会の中で何ができるのか、未来に向けて何ができるようになると良いのかを話し合いの中から学び合う。

授業内容

オープニング

【先生からの趣旨説明・講師紹介】<5分>

パネルディスカッション

  1. 日本人講師から全体の流れ、進行の方法などについて説明。
  2. 3カ国について紹介【ペルー・マレーシア・中国(新疆ウイグル自治区)】<各15分>
  3. 3カ国について生徒代表と質疑応答
  4. 3人の講師から発言<各5分> ・日本に住むことになったきっかけ、日本に住んで感じていること、日本の若者たちに望むこと。 ・NGO活動を通して学んだこと、感じていること、「国際理解・国際協力」の大切さ。
  5. パネリストの生徒たちから、3人の発言に対する質問・感想。
  6. 会場からの質問
  7. 外国人講師から追加の発言。日本人講師から「まとめ」

生徒代表の感想・感謝のあいさつ。閉会

生徒の感想

生徒

 

  • 「外国の文化を知る」ということは、「日本の生活や文化」を見つめ直すことにつながっています。なぜなら、外国での考え方を理解することによって、日本の考え方を比較できるからです。
  • 宗教や文化、日本とは違ったその国の特徴をあらためて知りました。「やっぱり日本は裕福だ」と思いました。NGOについても興味がわいてきました。

先生のコメント

先生

 

 

実際に外国の方やNGOで活躍された方の話を聞くことで直接的に生徒に訴えかけるものがありました。意見交換が活発に行われるようにテーマ設定に考慮し、事前学習で生徒同士の意見交換を行うとさらに良かったと思います。

外国人講師のコメント

外国人講師

 

 

  • 生徒は外国の文化に興味があり、質問もしてくれました。異文化を知るチャンスがあったら、ぜひ参加してください。子どもの頃から他の国を理解すれば世界は平和になると思います。国際的な日本人になってください。
  • 自分のために自分で何ができますか?自分のために知識や精神的な強さを身につける必要があります。「努力は99%、チャンスは1%」という言葉があります。1%のチャンスを生かせるように、毎日努力しましょう。

日本人講師のコメント

日本人講師

 

 

国際理解の授業を単なる「お国紹介」にとどめず、パネルディスカッション形式で組み立てようとした担当の先生方の試みは非常に意欲的ですばらしかった。2時間休憩なしで続けたが、興味深い指導を展開すれば、生徒たちも集中して参加し、問題意識をもつきっかけも与えられたという手応えが感じられました。

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